子犬が来て7日目から

お留守番できるかな?

お留守番は実は犬はちょっと苦手です。しかし犬の睡眠時間は子犬だと20時間ととても
長いのでお留守番の時はほとんど寝ているのです。

お留守番専用のおもちゃを用意してください。

飼い主が出かける際は「いってくるね」などと声をかけないでそっとでかけたほう
がいいでしょう。

お留守番させるときは必ずサークル内にいれておくのをわすれずに。

サークルからだしてお留守番をさせるとかえって広い室内が不安に感じますし、
外の物音や人の声がするとそのそばまで行ってほえるという習慣もついてしまいます。

ソファーをかじったりトイレ以外でトイレをしたりするかもしれません。

ですから基本はお留守番はかならずサークル内となります。

お留守番時はきちんとお留守番できているか不安という方もいらっしゃるかもしれませんね。

最近ではウェブカメラを使って家の様子をスマートフォンなどで確認できるので便利です。

温度計も近くに置いておくと温度もわかってより安心ですね。最近では外から声を
かけられたりカメラの位置を移動できたりするすぐれものウェブカメラが登場しました。

ウェブカメラがあれば留守番時に吠えていないかなどはもちろん、くつろいでいる姿が
外からわかれば急いで家に帰ったりする必要もないし、
温度管理もできますのでとてもおすすめです。

体調が悪いときは...

子犬を飼い始めて体調が悪いときは子犬の様子をみていればすぐにわかります。

下痢をしていたり、食欲がなかったりいつも呼んだらすぐに来ないなど
元気があきらかにない場合は体調が悪いといえるでしょう。

犬は体調が悪いときはじっとしておとなしくして体力を回復する
習性がありますのでさわがずにそっと休息させてあげてください

冬など寒い時期であればペットヒーターなど暖かくしてあげるものよいでしょう。

いずれにせよブリーダーさんに相談してみましょう。

子犬は新しい環境になれるまではストレスから元気がなくなることもあります。

飼い始めて最初は元気でもちょうど1週間くらいすぎたあたりから
食欲がなくなったり元気がなくなったりすることもあります。

たまっていたストレスからの疲れが一気にでるということもあるからです。

病気になっている場合もありますのでまずはブリーダーさんに相談しましょう。

食欲がないのはトイプードルの小さい子ですと低血糖の心配があるのでまずは
ブリーダーさんに相談するか砂糖水、はちみつなどの糖分を適量あたえるなど
して低血糖対策が必要です。

下痢をしているとき、出血があるとき、粘膜上のゼリーのような物質が
うんちにまざるようなときもブリーダーさんに相談しましょう。

胃腸炎を起こしている可能性が高く、きちんと原虫類の駆虫ができていない
ことも可能性として考えられます。

原虫がいる場合は早めに対処しないと下痢などがひどくなり脱水などで
衰弱死することもあります。

耳をしきりに掻いていたり脱毛したりする体調の変化もあります。これもダニが
原因になることがありますのでブリーダーさんに様子を相談しましょう。

耳の中がタール状の耳垢がべっとりついている場合は耳ダニが影響して
いることが多いです。またマラセチアなどのカビの繁殖なども考えられます。

ダニは耳ヒゼンダニという種類のダニです。

皮膚の脱毛はフケが多い場合はツメダに、脱毛がある場合は
アレルギーやヒゼンダニが考えられます。

円形脱毛症の場合は真菌性の感染もあります。

しつけの応用編

家に来てから1週間がたち生活にもだいぶなれはじめたころです。

この時期から生後3か月くらいまでは子犬はいろいろなことを覚え、
急速に成長していきます。

人に対する信頼感や服従心などを育むにもとても大切な時期です。

なるべくいろいろなことを経験させて怖がったりしないように育てましょう。

ワクチン前なので抱っこやキャリーバッグにいれて普段通るであろう
散歩コースや外を見せたり知らない人に声をかけてもらったり周りの環境、
自動車の音、電車の音、踏切の音、掃除機や洗濯機など犬が怖がるものなどに
なれさせるのもいいでしょう。

雨の日や夜、朝、夕方といろいろなシチュエーションのなれさせるの
もいいでしょう。

飼っているペットをみせてあげたり猫を観察したり、宅急便の業者様との
応対を犬に見せたりします。赤ちゃんや子供をみせたり、知人、友人との交流も
子犬のうちになれさせます。

商店街、お祭りなど人が沢山いるのをみせるのもいいかもしれません。

河川敷や公園などにもいってみましょう。

掃除機、雷、踏切の音などはipodなどやyoutubeなど録音しておいて
よく聞かせて慣れさせる方法もあります。

この環境になれさせることを子犬の社会化といいます。

次に飼い主様と犬とのコミュニケーションの訓練です。

ホールドステイルとタッチングじゃ飼い主様がさわっても
いやがることなくどこでも体をさわれるようなトレーニングです。

服従心や信頼関係を養うのに最適なトレーニングです。

動物とのコミュニケーションをはかるうえで基本となる
とても大切なしつけです。

後ろから犬を固定しておすわりの状態でさわってあげます。

犬がいやがった場合はぎゅっと両手で固定して犬を拘束します。

きちんとロックできておとなしくできたら犬を解放してあげます。

タッチングは犬を横に寝せておなかをさわったり耳をさわったり
足をさわったりしていやがらないように訓練します。

将来お手入れを上手にさせてもらえるようにもなる大切な
トレーニングでもあります。

お手入れの訓練もこの時期ころから体験させます。まだお手入れの
必要な時期ではないですが最初はなれさせる意味で歯磨き、
ブラッシング、などから練習してください。

うまくできたらほめることもわすれずに。

ハウスのしつけ

生活になれた1週間後からハウスの号令を覚えさせましょう。

ハウスとは通常サークルのことをいいます。お留守番するときや
来客時、仕事で犬の世話ができないときにおとなしくして
もらうためにハウスさせます。

お留守番時にハウスをさせるのはかわいそうと思う方いらっしゃいます。

実はハウスしていないほうが犬は落ち着かないし
テリトリーがお部屋全体となってしまうので外で人の声や
物音がするたびにそちらに吠えながら走っていって縄張りを
まもろうとします。

吠え癖もつきやすくいたずらもしやすいです。

テリトリーも広くなりストレスがとてもたまります。

実は留守番時やおとなしくする際はハウスのほうが犬には
いいことばかりなのです。

トイプードルは縄張り意識が強いので吠え癖がつかないように
気をつけてください。

ハウスの号令でサークルにはいれるようにします。

最初はハウスといいながらフードをサークルのなかに自分で入らせます。

うまくハウスできても扉はしめないでください。

ハウスのなかでついかのおやつを与えます。

おとなしくハウスできたらほめてあげましょう。

しばらくして犬がでてこないようであれば扉をしめます。

何回か訓練していきましょう

ハウスするときに犬を抱えてサークルにいれると犬は閉じ込められている
印象になります。必ず自発的にはいれるように訓練させます。

サークル内でハウスできるようになったら今度はクレートでも
同じようにハウスできるように覚えさせましょう。

ただし、クレートは留守番させるにはトイレもできず、
犬も汚れてしまいます。クレートにハウスさせるときは
移動のときやちょっとの時間だけに限定しましょう。

子犬と遊んであげましょう

愛犬と遊ぶといっても子犬のうちは遊ぶことは信頼関係を築く上でとても 大事なことなんです。

ひもつきのおもちゃは一緒に遊ぶのに最適なおもちゃです。子犬とのひっぱり っこは子犬にとってとても楽しいのです。

おもちゃにひもをつけてもいいでしょう。

犬のほうになげてあげて噛みついたらひっぱりっこしてあげます。

「とってこい」といって放り投げたおもちゃをとってこさせるのもいいでしょう

ボール投げやコングなげなどなれてきたらいろいろなおもちゃであそんであげましょう。

甘噛みはよくないので「いけない」と注意していきます。

本能から来る行動を理解しよう

犬を飼うのになれていないドッグオーナー初心者の方は犬の意外な行動にびっくりしたり
驚いたりします。

うちの子は行儀の悪い子では?とか変な子なのではと不安になることもあります。

犬の習性を理解してあたりまえのことであると覚えましょう。

1ぬいぐるみやスリッパを激しく噛む、ふりまわす


がうがうと唸りながら激しくぬいぐるみを振り回すのをみてうちの子は凶暴なのではと
心配される方がいらっしゃいます。

これは犬の狩猟していた時期の本能です。ストレス発散になるのでそのまま
続けさせても問題ないです。

2ごはんの早食い


犬はご飯を与えたと同時にあっという間に食べてしまいます。

これは早食いというわけではなく自然界では食べているときは無防備で
敵から狙われやすいという点、仲間から横取りされないように丸のみしているという点から
犬はあっという間にご飯を食べるのです。

犬は人のようにすりつぶして味わって食事をする習性はありません。

丸のみが基本となります。

3地面を転がりまわる、


これは狩りをしていた時に獲物に自分のにおいや気配を感じられないようにするなごりです。
シャンプーをした後にも激しく体を地面にこすりつけたりします。

匂いを地面にこすりつけて消すということが本能的にあり、いやなシャンプーのにおいを
消そうと地面を転がりまわるのです。

せっかくシャンプーしたのによごされるのはとてもこまりますよね。

4犬のおしりをかぎ合う


これは犬同士のあいさつでもあります。犬は目でみて相手がだれであるか判断するのではなく
おしりのにおいで判断するのです。犬は一度覚えた相手のにおいは一生わすれないと
いわれております。

そのかわり視覚的に覚えたものは物覚えがとてもわるいです。

知っている人もわからないときがあります。

視覚的にいえば動くものがよく見えます。また動くものを追いかけようとする習性があります。

5犬は縦社会、リーダについていく習性があります。


犬は家族にも順位をつけたがります。また自分がリーダーになろうとする習性があります。

これを犬の権勢症候群といいます。

甘やかしたりすると犬がいうことを聞かなくなるのはリーダーとして飼い主を認識していないからです。

いうことを聞かなくなったりしますのでしつけをきちんとおこないましょう。

これは狩猟期の獲物をとっていたハンターとしての本能の名残です。

6犬は群れで行動していた


犬は群れで行動していたので家族群れの仲間と認識しています。

またおいてかれたりするのをとてもいやがります。知らない土地では特に置いて行かれないように
ぴったりついてくる犬がいます。

これは群れからはなれることは死を意味すると本能的に覚えているからです。

7知らない人や来訪者に吠える


これは家を犬は自分の縄張りだと思っているからです。なわばりに侵入されることを本能的にとても
いやがるのです。


トイプードルについて